陶芸作家 十場あすか
【会期】2024年1月6日(土)〜13日(土)
水日休み
12:30-18:00
【場所】This___
※会期終了後オンラインショップ掲載予定
新年最初の展示は、陶芸作家 十場あすかさんの常設での作品展示となります。
兵庫県の六甲山の奥に位置する土地で、同じ陶芸作家でもある旦那さま、十場天伸さんと開窯した「つくも窯」にて一緒に制作を行なっている十場さん。
歴史ある、藁葺き屋根のご自宅兼アトリエにて制作されており、原土を用いて、生活で出てきた灰や、稲藁灰を釉薬にして、倒炎式の薪窯で焼いている姿はとても日本的でもあります。
そこで作られるぽってりどっしりと、土の温かみを感じられる耐熱の器や土鍋は、真冬の寒い季節に、お料理を優しく受け止め、調理した器から湯気がたちのぼる情景が浮かぶようです。
盛り付けるといつもの何倍も美味しく感じられます。
白を基調とした作品が多いのですが、少し黄味がかっていたり、青みがかった白など、同じ白でも微妙に違いがあるのが特徴です。
まるで童話の世界にでてきそうなやさしさと温もりを感じる器のフォルムも魅力的。
その重さや土の質感とともにぜひ手に取って、味わってみてください。
今回は本当にたくさんの作品が一堂にご覧いただけます。
お皿や土瓶、片手鍋、土鍋、鍋敷など真冬の食卓で使いたいアイテムが多く届いております。
どんな家庭のテーブルにも優しく馴染んでくれる、そんな十場さんの作品をぜひご覧くださいませ。
ー十場さんの作品は耐熱の器や、ぽってりとした作品が特徴でとても素敵です、陶芸はどのように始められたのですか?
ありがとうございます。
ものづくりを生業にしたいという気持ちから、陶芸をはじめました。
ものづくりならなんでも良かったのですが、食べることも好きですし、器も好きだったから自然と陶芸になったのだと思います。
ーご自宅も藁葺き屋根の素敵なお家で、まさに十場さんの作る作品がぴったり合いますね。アトリエ兼ご自宅としてどのようにこの場所を選ばれたのですか?
夫の十場天伸と専門学校の陶芸科の同級生で卒業したら二人で独立しようとなり、彼の実家が空き家になっていたので、とりあえず、という感じで窯を開業しました。
3年くらいで引っ越そうと思っていたのですが、今以上の環境になかなか出会えず、今も彼の実家にお世話になっています。
また、小さい時から昔ながらの家に住みたいという憧れがあったので、夢が叶いました。
ー同じ作家である旦那さま、十場天伸さんもまた違う作風で作品を制作されていますが、お二人とも制作するスペースや窯はご一緒なのでしょうかまたお互いの制作に関わられることもあるのでしょうか?
もともと、独立する時から別々のものを作っていたので、お互いそれぞれで制作しています。
制作するスペースも別々で、窯も基本的には別々で焚いています。
お互いの制作については特に関わりません。
展示会で初めてみるものもあり、こんなの作ってるんだ〜となります。
ー美しくも優しい温もりを感じる十場さんの作品が私たち皆大好きです!作品を制作する上で大切にしていること、また大変なことがあれば教えてください。
嬉しいです。ありがとうございます。
生活で出た灰や田んぼで作った稲わらを釉薬にして、炎で焼いています。
生活とつながってものづくりができることが喜びで、大切にしたいことです。
全くストイックではありませんが、大変なことは原料が買えば手に入るものばかりじゃないので、原料にする過程が大変です。
ー作家さんでもあり4人のお子さんのお母さんでもある十場さん。 日々お忙しいと思いますが、息抜きやリフレッシュの方法などありますか?
会いたい人に会うことや、美味しいものをみんなで囲むことです。
それに向けて忙しいことも頑張れます。
ー作品を楽しみにされているThis___のお客様へメッセージをいただけますか?
This___の空間で、お気に入りを是非見つけてください。
器たちが、生活のお役に立てれば幸いです。
広島県出身。
2007年に、夫 十場天伸とつくも窯を開窯。
出産、育児で10年間製作を休止。
2017年 製作を再開。
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