陶芸作家 辰巳 香 個展
埼玉県で制作活動をされている陶芸作家、辰巳 香さんの個展を開催いたします。
This___では初めてのご紹介となります。
初めてお会いした時に、その若さと、良い意味でのギャップに驚いてしまいました。
強く、堂々としていて、その中にとっても大きな優しさを感じる作品。
若い新しい才能を持った辰巳さんの作品を、是非沢山の方々に知って頂けると嬉しいです。
【会期】7月30日(金)〜8月9日(月休) 水日休み
12:30-18:00
【場所】This___2nd(This___店舗真向かい)
30日、31日辰巳さん在店
※店内への入店は6名様までとさせて頂いております。
※状況により外でお待ち頂いたり、急遽整理券の配布する可能性もございます。当日状況により判断致しますので予めご了承ください。
※会期終了後、OnlineShopにも掲載予定です。
辰巳さんの作品は、静かで凛とした印象の一方で、どこかやわらかく緩やかな、その不思議な魅力に吸い込まれそうになります。まだ陶芸学校を卒業してまもない辰巳さんご自身も、静かで穏やかな雰囲気をもってらっしゃる一方、作陶に強い芯をもち、それが作品にそのまま反映されているような、そんな印象を受けます。
特にその繊細なグラデーションの色彩はそれぞれに独特な表情を持っていて、しっとりと涼やかにこの暑い今の季節は清涼感さえ感じます。
独特の歪みとぽってりとした表情で作品自身が付ける陰影もとても素敵。また、口を着けるものはの口当たりの良いように先へゆくほど薄く繊細になっています。
制作いただいた、リム皿や片口、マグカップやカップなど食卓で使いやすい作品たちは、そっと手にとって使いたくなるような、そんなやさしい作品ばかり。どんなお料理を盛り付けても、幅広くみなさまの食卓に寄り添ってくれます。
また、今回はアートピースもご覧いただけます。
ご自身の記憶の中の何かや、経験されてこられた何かが反映されてできたアートピースたち。きっと感じたり思い描いたりするものも、見ていただくお一人お一人で違うのではないかと思います。
ぜひ、辰巳さんの感性や空気感を感じていただけたらと思います。
以下、辰巳さんより-------------------
ものの纏う空気感や佇まいはそこに至るまでの無数の出来事が積み重なって現れるものだと思います。
素材の性質によるつくり上げるまでの過程や構造、かかった時間、物理的な必然、偶然。
心が強く動いた景色やものの表情、記憶。
それらに対しての、手の平にそっとのせて撫でてあげたくなる愛情…のようなもの。
そのひとつひとつを選びとり、少しずつ寄り沿わせながら手を動かしていけば、見たかったもの感じたかった空気感を目の前につくることができるのではないか、と考えています。
今回の展示に向けてつくっているとき、器の中のさまざまな線が重なること、線や縁の関係について考えていました。
遠くのものが落とす影の縁が、涼やかにぼやけて地面に馴染み、それでいて確かな存在感を持っているような、そんなものを思い浮かべていました。
器の中の線たちが、手に持って使われる時や置かれた場所で、ひっそりと周りの景色と反応し合っていたらいいなぁと思います。
1994年神奈川県生まれ
多摩美術大学美術学部工芸学科陶プログラム 卒業
多治見市陶磁器意匠研究所 修了
現在埼玉県にて制作
こちらよりご登録をお願い致します。
◎スタッフのアカウントができました。
こちらでもThis___のこと、そうでないこと色々発信していきます。
staff account@this___doi
世田谷・松陰神社前駅の商店街にある、
くらしのものとこどものもの、
そしてコーヒーのある小さなお店
東急世田谷線「松陰神社前」駅 徒歩1分
This___
世田谷区世田谷4-2-15 1F
4-2-15 Setagaya Setagaya-ku Tokyo
phone 03-6379-4620
This___2nd(This___店舗真向かい)
世田谷区若林3-17-8 1F
Comments