陶芸作家 太田浩子 個展

植物 / BOTANICAL ARRANGEMENTS TSUBAKI


ー「地下は想像に属している」を視覚化するー




陶芸作家 太田浩子の作品に、ボタニカルアーティストTSUBAKIによる植物のしつらえをほどこしたら、いったいどんなパワーを放つんだろう...


そんな私の、小さな願望からはじまった今回の共演


もう次回はいつ見る事ができるのか分からない素晴らしい共作の作品を是非ご覧ください。



 

【会期】

5月13日(金)〜5月21(土) 

12:30-18:00

(水・日曜日は定休日)


作家在店日:13(金)・14(土)・16(月)・21(土)



【場所】

This___2nd(This___店舗真向かい)

※会期終了後にThis___OnlineShopにも掲載予定です


photo by 阿部 拓郎

This___では初めてのご紹介となる陶芸作家の太田浩子さん。



太田さんは、主に花器やオブジェなどを陶器で制作されていて、プレートやマグカップなど食器などを作らない珍しい陶芸作家さんです。以前This___でもご紹介した陶芸家辰巳香さんの後輩でもあり、20代の若き才能あふれるこれからも成長し続けるであろう陶芸作家さんです。



作風は石のような、大自然の森の中にもともと存在している自然物かのようにも見える有機的な独特の曲線が印象的な作品で、とても大きな花器から、手のひらに乗る小さなものまで、手捻りで一つ一つ形づくられていき、どれもが唯一無二の存在感を放ちます。



今回This___での展示では、そんな太田さんの花器に、植物のしつらえが本当に美しく、以前から憧れだった TSUBAKIさんのしつらえが、もし太田さんの作品と一体になったら、どんなに素敵だろう、、、見てみたいと思いました。


植物が暮らしの中に取り入れやすく、かつ作品の美しさを失わないで、植物をできるだけ楽しめるかたちを太田さんとTSUBAKIさんと模索し続けました。


そしてもちろん、植物が植えられたものだけではなく、いつもの展示でもとても人気の花器や水鉢なども、小さいものから、大きなものまでご覧頂けます。


多分私たちが一番ワクワクし、緊張しています。

こちらは撮影時の様子。

私たちのワクワクが伝わります様に...



 

太田浩子



先日、太田さんに制作風景を見せて頂くために、太田さんのアトリエに伺いました。


アトリエを訪れると、Tシャツ姿のラフな格好と素敵な笑顔で、飾らない姿で出迎えてくれました。


制作風景を見せてくれた彼女は、土を手捻りによって何層にも重ね、境目をなめし、曲線を突き詰めていく。


その工程の多さや、握力、体全身を使って作られている様は相当な体力を使うため、太田さんの額にも汗が滲んでいました。



デザインを考える際は、外円の形から考え、その形が決まると全体の曲線の形も制作する中で決まってくるという。


普段はモノクロでデザインを描くそうですが、TSUBAKIさんとの作品のイメージ画は着色を施して、植物と一体化した様を想像したとのこと、そのデッサンもたくさん見せていただきました。


外の釜には、そのデッサンから形になた巨大な作品が、ぎっしりとギリギリに入れられています。



今回、TSUBAKIさんとの作品づくりということで、太田さんの中では「大地」みたいなものを作りたい、と漠然と思い制作されたそうです。


植物とは、自然とは何なのか考える中、、展覧会図版の中で出会った言葉


「大気中に満ちた植物のうち、地表面から 自分の背の高さまでの部分は触覚である。 それをこえる樹木の上層 は視覚であり、地下は想像に属している。」若林奮 飛葉と振動より



ー「地下は想像に属している」を視覚化するー



これが今回の制作に当てはまる言葉として今回の個展のテーマとなっています。


植物を受ける器ではなく、支える大地のように。


そして表面に見える植物だけに着目するのでなく、陶器の中に広がる根や土の存在も感じてほしいという太田さんの思いを表現しています。


photo by 阿部 拓郎
 


ー太田さんの作風はどう生まれたんですか?


手捻りで曲線を表現できる作品を作りたくて。自然物を作りたいのではなく、曲線を突き詰めていると自然物のような形になったという感じですね。ロクロは全く使いません。

 

                

ー器を作られる時デッサンを書かれていました、いつも書かれているんですか??

つくる形のイメージができるまで、絵を描いていきます。

大体のイメージが掴めたら、輪郭線を紙に書きその上に粘土を立ち上げています。

ー今回This___での展示では太田さんの花器にTSUBAKIさんの植物をという提案、最初どのような印象でしたか??


とんでもないチャンスを頂いたなと思いました。具体的なものは何も見えていなくてただただ面白そう!挑戦したい!という気持ちでした。


あのTSUBAKIさんが私の作品に、、、?本当にやってくださるの、、?という気持ちもありました。


ー太田さんにはTSUBAKIさんに植えて頂くという事を前提に作って頂き、打ち合わせで一体感を意識したいとおっしゃって花器も作られましたよね。具体的にどのようなイメージでしたか??


植物と陶が1つになるような作品(塊)にしたいと思っていました。

岩にむす苔のように、植物と陶の境目が心地よいものになるよう目指しました。



ー実際に作られた器は様々なサイズもあり印象がとても違いますね、植えられた姿を見ていかがでしたか??


植えられた姿をイメージしながら作っていきましたが、実際に植えられたものは、想像ができないほどのパワーを持っていました。


そして、私のつくる曲面が、すごく引き出されている。


大学の卒業制作で、花器から出発し発展したオブジェを作りました。生きる力を蓄えた形をイメージしたものです。


今回、本当に植物を植えていただき、その続きを制作させてもらっていたなと、完成した姿をみて思いました。


器に蓄えられたエネルギーを糧にそこに息づいているようです。



ーこの様な形で直接TSUBAKI さんのしつらえられた植物と一緒に作品になった状態で購入できる機会は少ないと思いますが、This___のお客様にメッセージやなどございましたら是非お願い致します。


今回の作品、まるで、どこかの森を切り取りそっくりそのままそこに植えたかのようです。でも実際には、揚々と伸びる枝葉から根本の小さな名前も知らぬ植物一つ一つにまで意識を向けて、TSUBAKIさんによって植えられたもの。


ぜひ、一つ一つの命に目を向けて見ていただきたいです。


また、今回はちょっと変わった形の花器も作りました。そちらも、TSUBAKIさんにしつらえていただきます。


おたのしみに。

photo by 阿部 拓郎



▶︎Biograp

陶作家 太田浩子

1994年 神奈川県生まれ

2017年 多摩美術大学美術学部工芸学科卒業

現在、埼玉県と神奈川県で作陶中


 



2014年4月創業のボタニカルアレンジメントを行うTSUBAKI


海外メゾンのイベントのしつらえや、個人邸から施設の庭づくりまで、さまざまな場で花と植物の生命力を表現されています。


都会の暮らしの中で自然本来の姿を感じてほしいと、屋内ビオトープも提案されており、今回太田さんの作品と共演する「OYAMA」シリーズも圧巻です。



わたしたちは植物で場をつくります。


ときには1日だけの忘れられない花を。


ときには生涯変化を楽しめる庭を。


ときには未来へとつながる景色を。


植物・人・もの、その一つひとつと心を交わし、

新たな命を宿していく。


日本の美しい自然と共に生き、

人の心に深く残る美しい場づくりを目指します。


photo by 阿部 拓郎

 

ー今回太田さんの花器を初めてご覧になって、どのような印象でしたか??


どんな器にしていくか、その話し合いの中での太田さんの人柄がとても印象的でした。

いつも一生懸命で、とにかく実直。

作られたものたちは作り手そのものであるとも思っているので、太田さんの手で作りあげられる器たちを愛おしく感じました。


ー今回太田さんにはTSUBAKIさんに植えて頂くという事を前提に、一体感を意識して花器も作られました。

実際に植える事を前提に作られた器に植えられてみていかがでしたか??


植物を優しく温かく受け入れてくれる器だと感じました。


ー 今回お二人とお話しをさせて頂いて、植物やお花への愛をとっても強く感じました。そしてお二人にしか出せない奥ゆかしさや強さも感じました。しつらえる時、お庭を作る時、いつも一番大切にされている事、TSUBAKIらしさとは何でしょうか??


植物そのものの美しさや強さを切り取り、引き出したいと常に思っています。

また同時に、私たちの気配をなるべく残さないようにしたいとも思っています。


ー今回太田さんの花器を初めてご覧になって、どのような印象でしたか??この様な形で直接TSUBAKI さんのしつらえられた植物を購入できる機会も少ないと思いますが、お客様にメッセージやなどございましたら是非お願い致します。


小さな植物たちの造形美とその先に感じる景色を身近で楽しんでいただければと思います。


普段は植物での場づくり(空間づくり)を中心に手掛けさせていただいているので、このような機会は今までにもこれからもあまりないことだと思います。


ひとときの景色を部屋の中に(一時的に)取り入れること。


私たちが普段たのしんでいる植物の一つの楽しみ方です。


太田さんの器とともにお楽しみいただけますと幸いです。




本当に多くの作品をご用意いただきました!


是非ゆっくりとひとつひとつの作品を向き合ってご覧いただけたら嬉しいです。

 

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