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FREEMAN--B × kitsuki

会期 : 2023年1月20日(金)〜 28日(土)

12:30ー18:00

水・日は定休日

※Online Shop掲載期間:2023年2月5日(日)20:00〜2月12日(日)23:59まで


寒い冬が続く中で、ふと心に留まる美しく暖かな情景。


身に纏うことによって心地よく毎日を過ごせるようなFREEMAN--B(カシミア)とkitsuki(アクセサリー)の合同展を開催します。



カシミア


This___でもリピーターの方もとても多く、毎年ご紹介しているFREEMAN--B のカシミア。


ミネラルの豊富な土地の草を食べ、モンゴルの遊牧民が大切に育てたローカシミアを中心に地球、環境に優しいカシミア100%のニットを作られているカシミアファクトリーブランド、FREEMAN--B フリーマン 。


驚くほどチクチクせず、ふんわりやわらかなFREEMAN--Bのカシミアは、1度着用すると手放せなくなる、そんな肌触り。赤ちゃんでも安心してお使いいただけることから、赤ちゃんへのファーストカシミアとしてもお使いいただけます。


実際に触れて頂ければ全てが分かると思います!ぜひその感触を体験してみてください。





アクセサリー


アフリカのコンゴ族が生み出した希少なクバ布をベースに、ステッチ刺繍やビーズ、オーガンジーなどを組み合わせて唯一無二のアクセサリーを生み出すkitsuki.


生産から縫製までこだわり抜いた上質なカシミヤニットと、トライバルな印象のクバ布を日本人の肌に合うように柔らかいデザインにアップデートしたバングルの相性は抜群。


ぜひニットと合わせて身につけてほしいデザインです。



 


This___でご紹介するのは4度目となるFREEMAN-Bのカシミアの販売会。


「今年のフリーマンの販売会はいつですか」とお客様から毎年たくさんのお問合せをいただくほど、とてもファンの多いブランド。


それはやはり触れただけで分かる、本当に上質で柔らかな他にはないカシミアだからこそ。


いつも店頭でお客様に原毛を触っていただくのですが、その上質な手触りに皆さま驚かれます。


フリーマンのニットの素晴らしい点は、以前購入されたお客様がもう一枚欲しいと次々に買い足しに来てくださること。


「一度フリーマンを着てしまうと他のニットは着ることができない」というお客様の声や、「子供がチクチクするニットが苦手だったのですがフリーマンのストールだけは身につけてくれます」というお母様からの声も。


購入した後のニットのお手入れ方法も教えていただけますし、カシミアの糸で繋がれたブランドタグは万が一ニットが破れてしまった際のお直しに活用することができ、信頼して長くお付き合いできるブランド。


シンプルなデザインの中に少しエッジのきいた柿岡さんのデザインは、最大限に素材の持ち味を生かしつつ、冬のスタイリッシュな装いを演出してくれます。


photo : Maya Matsuura

h/m : Naho Ikeda

styling : Hiroko Tsurumi





FREEMAN--B のデザイナーでもある代表の柿岡さんの活動は原毛となるカシミア山羊の生活環境を確認するところから始まりました。


彼女の提案するカシミアは、染めなどの負担のかかる工程を出来る限り減らし、素材が持つ「自然の力」を最大限に残した無染色の“Raw cashmere(ロウカシミア)”を基本色としています。


選ばれたカシミア山羊は、モンゴルの遊牧民たちと生活を共にし、信頼関係のもと広大な自然の中でストレスなくのびのび生活をしています。


ミネラルの豊富な土地の草を食べ、優しくブラッシングされ取れたカシミアはあたたかく柔らかい毛になります。FREEMAN--Bのニットには、大切に愛情を持って育てられた上質なカシミアが使われているのです。




また、原毛の仕入れから、紡績、縮絨、ニットに編み上げるまで、全て見える工程で、一貫して行っています。生産工程の中に地球環境への配慮の無い薬品などは一切使わずに「カシ


ミア」らしさが一番に出る製法にこだわっています。


仕上げも人工化合物に頼らず、排水を汚さない植物性の石鹸を使用しています。






ーFREEMAN--B(フリーマン)をはじめた経緯やカシミアとの出合いは?


前職はアパレル業界に身を置いていましたが、会社が倒産してしまい、フリーマンの前身である会社の立ち上げに携わりました。しかし、その時の社長が辞めてしまい、急遽会社を引き継ぐことに!

自分が代表となるならば、持続可能な循環する素材で、地球環境にも極力配慮し、商品を購入してくださることで、自然と環境問題につながれることなどと思い巡らせていたところ、親族のいる台湾の工場で、長くカシミア製品を大切に生産していることを思い出し、なんとかカシミア製品を作らせてもらえないかと何度も自ら直接交渉をして、今に至ります。 こちらの工場の社長が、モンゴルの遊牧民の元に直接足を運び、数十年に渡り遊牧民が育てるカシミアを大切にしてきていたので、その思いは簡単なものではなくて、直接頭を下げて何度もお願いをしました。


今でも、FREEMAN--Bの商品と自社商品の生産しかしておらず、私の想いを満たした条件でカシミア製品の生産を続けており、その仕入れの背景や、信頼の置ける安心した生産過程であると知り得たので、FREEMAN--Bを始めました。

この工場との出合いが無ければ、FREEMAN--Bは今もなかったと思います。



ーFREEMAN--Bのカシミアは本当に質がよくリピートされる方も多いと思いますが、他のカシミアとの違いやコンセプト、拘りなど伺わせてください。


素材の美しさやカシミア山羊たちの可愛さ、遊牧民たちへの敬意、自然から分け与えられているものを大切に使うことに重点を置いています。


フリーマンのカシミアの原毛は、モンゴルの遊牧民の方たちが家族としてカシミア山羊と共に生活しており、5月の換毛期に、不要になった産毛を一頭づつブラシで梳きとります。ブラシで梳き取ることで、繊維に傷が付かず長いままの状態で集めることができるのです。


カシミヤは長さが長いほど等級が上で、さらに希少になっていきます。ピラミッド型のように、最上段がトップカシミヤ、一番下の段が短い毛で量が多いとなっていく感じです。価値も変わります。


フリーマンはトップカシミアがメイン。長い毛(トップカシミア)を使用することで、肌触りは特に意識しながら作っています。それは触れて頂ければすぐに納得していただけるかと。


ミネラル豊富で良質な岩山や水があり、良い草場があること、標高が高くて寒暖差が激しい地域、無理な品種改良がされていないことなどの条件をすべて叶えている地域が内モンゴルに住むカシミア山羊たちなのです。


メインにしている「Raw cashmere(ロウカシミア)」は、無染色です。山羊そのままの毛色で、漂白などもしていません。色を染める過程では、排水が自然環境に影響してしまうので、それを減らしていくことも目標にしています。


また仕上げの工程では、通常よく使用される化学薬品配合のトリートメントはせず、植物の油を配合した石鹸で2度洗いすることで仕上げをしています。ですので、お肌の弱い方や、赤ちゃんでも使えるカシミアになってるんですよ。


ー今年のビジュアルもとても素敵ですね。ビジュアル撮影に関わった方々もThis___とも繋がりある大好きな人たちで嬉しいです。


今季のビジュアルは、心の情景を現すことがテーマとなりました。


様々な作家さんの作品を見ているうちに、儚いいのちを残そうとしていたり、いずれは朽ちてしまうものを何とか形にできないかと模索しているように思えて、それがFREEMAN--Bを始める時に思った「この雲のような温かい原毛の感触を共有したい」、何とかしてそれを沢山の人に着てもらえるようにするには、と模索している自分と重なりました。


1回目は美術館や博物館などで作品を観る側の心の静謐さや、作品から発せられるハッとするものを受け取る心のようなもの、静の撮影に。


2回目の撮影は逆に、その作品群、観られる側の放つ秘めた熱のようなもの、動の撮影に。


その表現をするために、今回からはスタイリストさんにもチームに加わって頂きました。そのスタイリストさんも、気がつけばThis___さんと繋がりがある方で、本当にご縁を感じます。


photo : Maya Matsuura

h/m : Naho Ikeda

styling : Hiroko Tsurumi


ーThis___での販売会に向けて一言お願いします。


今年も寒い、カシミアの季節が。この時期に、私の大切な場所である「This___」さんでカシミアたちを見ていただけること、本当に嬉しく思っています。


毎回見に来て下さるお客様もいらして、お会いできること、私も楽しみにしています。


なるべくお店に居られるようにと思っておりますので、お邪魔でなければ、ぜひ、カシミア達のお話をさせてください。今季も、カシミア達をどうぞ宜しくお願いします。

 


インテリアで世界中でも人気でとても希少な手織りの織物であるアフリカの草ビロード。


kitsukiは、その草ビロードのデザインや表情を生かして新たにオーガンジーやレザー、アンティークビーズを使い、一針一針手刺繍を施したアクセサリーブランドです。



その繊細なステッチは、そこにしかない全てが一点物。


優しさの中に野生的な強さもある独特の表情は他にはない作家の作るアクセサリーだと思います。


それはアクセサリーを作るデザイナーの人柄も表れているなと思います。デザイナーの月木さんの醸し出す独特の優しさとおおらかな雰囲気が優しいアクセサリーを作っていくのだと。


また、着けている事を忘れるほど、とても軽いのも特徴で、今回ご紹介するカシミアのニットとの相性もとても良く、バングルはニットの上から着けて頂くのもおすすめです。






ー大学でテキスタイルを学ばれていた月木さん、クバの生地の魅力とはなんでしょうか?


現代身に着けている様々な生地の服、金属のアクセサリーなど、どれとも異質な存在感があること。


クバ布の柄は幾何学模様なので、そのどの部分を使うかで見え方が全く違ってくることも面白く、魅力的です。


どれもひと針ひと針丁寧にアンティークビーズが縫い付けられ、クバ柄との組み合わせがとても美しいです。デザインはあらかじめ決めてから手を動かすのですか?


ほとんどの場合は、まずクバ布の生地をアクセサリー(バングルなど)の形に切り出して、その切り出した模様をじっくり眺めて、そこからどの部分を際立たせるか、もしくは全体を調和させるか考えます。


そこから、補助的に下書きはしますが、手の感覚や、工業製品には無いおおらかさを大切にして縫い付けていきます。



ー今回2回目となるFREEMANとの合同展示。柿岡さんとはもともとお友達とのことで、アクセサリーとお洋服との相性もとっても素敵ですが、月木さんから見てどのような組み合わせがオススメですか?


柿岡さんのデザインするカシミアウエアを愛用していて、日常的にクバアクセサリーと合わせて楽しんでいます。


私が良く合わせているのは身幅の大きな白のトップスの上から、白革の太いバングルを着けるコーディネートです。


これから欲しいのは、カシミアニットのワンピースで、それにバングルや、ベルトを合わせて着たいなと思っています。


ーThis___での販売会に向けて一言お願いします。


Thisさんでの2回目の展示となりました。


今回は、新しい技法や素材を用いたものも増えたので、カシミアと合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。



心まで温まるアイテムの数々を是非見にいらしてください。


新年も皆様にお会いできるのを楽しみにお待ちしています。

 

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