jitsu Solo Exhibision
【店頭会期】4月12日(金)〜20日(土)
12:30−18:00 水日休み
【場所】This___2nd(This___店舗真向かい)
作家在廊日 :4月13日(土)予定
※オンラインショップ掲載期間:4月28日(日)20時〜5月6日(月)
jitsu(ジツ)とは 「実」、 実らせていくこと。
堀口さんとの出合いは、数年前とっても素敵なある作品と出合い、販売されるつもりはなかった絵を2枚お迎えした事がきっかけでした。
いつかThis___のお客さまにも見て頂きたいと願い、今回やっと実現する事ができます。
あらゆる素材をつかって、立体で織る事や、描く事、さまざまな手法で表現をされているjitsu。
今回の個展ではキャンバスに描かれたart作品から、パネルや紙に書かれた小さな作品まで、多様な表現をご覧いただけます。
写真では伝わりきいらない繊細な何層も重ねられた色の奥行き、素材の質感など、是非店頭でゆっくりと感じて見て頂きたいと思っています。
先日岐阜のアトリエにお邪魔してきました。
美しい光のさすアトリエには、ゆったりとした空気と、周りの木々が揺れる音、自然の中にある特別な空間で作品は生まれています。
キャンバスに描かれた絵の他にも、編む事で表現された作品、鉛筆の線だけで表現された作品などさまざまな表現がそこにはありました。
そこで沢山悩みながら、今回はThis___の目を通して、私自身が特にThis___のお客様にご紹介したいアイテムを厳選して表現して頂いた作品をご用意くださいました。
jitsu 堀口嘉実
―簡単なプロフィールをお願いします
岐阜県にて2018年より『jitsu』として活動スタートしました。
心動かされた素材を手に独学でaccessories/wall decoration 現在はpainting・drawingを中心に製作しています。
―本当に幅広い作品を作られてきていますが、どんどん変化されてるように思います。制作活動をはじめられたきっかけなどございますか?
幼少期から絵を描くこと、何かを作ることが大好きでした。手を動かすことは自身にとってとても自然なことで、ずーっと、ワクワクしながら何かをかたちにしていくのが大好きでした。
結婚、子育てを経て、環境も大きく変わりましたが、創りたい気持ちは増すばかり。
そんな時、子どもたちが通うシュタイナー幼稚園で、親が草木で羊毛を染め、その羊毛で子ども達が織りをする手仕事がありました。その時から「織り」も自身にとってとても身近な存在になったんです。
マクラメ編みの技法で、手の動くまま絵を描くように表現しています。
追求するほどに様々な技法を知り、試行錯誤しながら糸ものアクセサリーがカタチになりました。 時より描く絵は息抜きになっていったんです。
―画材は何を使われていますか?またどのように描いているのですか?
全てアクリルガッシュを使っています。
一度油絵の具も使ってみたのですが、匂いや使用感など含め、アクリルに落ち着きました。
色を塗る際は筆やハケだったり、ヘラや、自分の指で描くことも。あと絵の具を垂らして、キャンバスを動かしながら流して表現したり。
線で描いているものは、言葉はいれないで線でリズムを感じるような表現にしていますが、オイルペンシル、クレヨンなど使用しています。
一つの絵に対して、乾かしては描き足しとしていますね。
―自身が楽しんでつくられていたものが形となり、さまざまな方の心に響いたんですね。
今があるのは、そんなモノや絵画に関心をお寄せくださった方々がいるから。
皆さまがとても喜んでくださる事が幸せで、皆さまの気持ちに応えたいと強く思うようになりました。
たくさんのきっかけをいただき、ご縁を繋いで頂いて感謝の日々です。
限られた時間の中で、導かれるように製作しています。あれもこれもで欲張りですが、どの作品も心を込めて、ベストなタイミングで。
―さまざまな変化の中で今回展示して頂ける「今表現したい作品」についてお聞かせください。
絵画も織りもすべて独学で、感じたままに、ただただ表現し筆を動かしています。
何層にも何層にも色を重ね、足したり、時には引いたり、、流れる時間の中で眺める絵は表情も変わります。 指先から伝わる流れる線や色彩の広がりから、何かを感じていただけましたら幸いです。
今回展示させて頂く「織り」や「結び」の額装の作品は、1本の糸に手を加える事でカタチになっていく楽しさを感じて頂きたいです。
素材、織り方、結び方で全く表情がかわり、私自身は絵を描く時と同じように、こちらもカタチにしています。
―This___のお客様にメッセージをお願いします。
とってもとても貴重な機会です。今回製作するにあたり、カタチにしていくことはまるで旅のようだな、、と感じました。
色彩も線も、新しい感情も瞬間瞬間に生まれていきます。
この機会にぜひ、傍で作品をゆっくり眺めてください。何かを感じていただけましたら幸いです。
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