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「 éphēlis 」 SOLO EXHIBITION

éphēlis

SOLO EXHIBITION

【会期】10月8日(金)〜10月16日(土) 水日休み

    12:30-18:00

【場所】This___2nd

(This___店舗真向かい)

※上記日程に予定しておりました千の個展は10月29日(金)からに変更となりました。



香港で制作活動を行う陶芸家、クウィーニー・チャン(Queenie Chan)が2018年にスタジオを構え立ち上げた「éphēlis(エフェリス)」。


初めて見た瞬間、女性の美しい身体のような、自然物のような、その有機的な曲線がなんとも美しい作品に心奪われました。とてもユニークでありながら、抜群の美しさと存在感を放つ作品たち。今回、This___では初めてのご紹介となります。


彼女自身、ロンドンで学び、パリのクリスチャンディオールでもデザイナーとして活躍していたという経歴も。ほかにはないその独特な表現は、そういった経歴もあるQueenie ならではではないかと思います。


※éphēlisの全ての作品はアートピースとしてご覧ください。食品を入れる用途ではございません。




éphēlisのコレクションは大きく分けて3つ。


●FEMME

シンプルなフォルムが美しいFEMMEコレクション。小さなくぼみや曲線は女性の身体を表現しています。誰にでも自分自身の容姿や身体にコンプレックスはあるもの。その一人一人の違いを美しいものとし、受け入れようとするQueenieの思いから始まったコレクションです。そのまま飾っても素敵ですが、植物も飾れるようになっており花器としても素敵です。


●HOLDING STONE

滑らかに手のひらにフィットするHOLDING STONEコレクション。石を持った時のように、なんだか心が静まり落ち着くような、愛でたくなるような、そんなフォルムが美しいコレクションです。名前の通り、貝のような形をした代表作のオイスターや、石のようなフォルムのお香立てなどがございます。


●MOON

変化の象徴であり、生命の源である月。 月の満ち欠けに触発されたMOONコレクション。プレートはアクセサリーを入れたりお香などの受け皿にしたりと、インテリアのアクセントとしてお気に入りのものを飾っておきたくなるようなデザインです。


3つのコレクションのほかに、今回Queenieと何度もやりとりしオーダーしたアイテムもございます。


●This___オリジナルピッチャー

新作のピッチャーは、メールやzoomなどで何度もやりとりし、This___オリジナルで制作していただきました。やり取りする中でも、彼女自身のとてもチャーミングな人柄や素敵さ、才能溢れるアイデアに驚く事が多かったです。

有機的なフォルムや釉薬のニュアンスがなんとも美しい作品に作っていただきました。そのまま飾っても存在感がありますし、植物を活けても素敵です。


今回の展示に至り、魅力的な作品を本当にたくさん制作していただきました。これだけたくさんの彼女の作品を日本で見て頂ける機会ははじめてではないかと思います。


またéphēlisの作品全てが素敵なボックスの中に入っており、オリジナルの布に包まれ、手書きのカードもついております。その包まれた様も特別感があり、ギフトにもぴったりです◎


ぜひ実際の質感、滑らかな曲線、独特の釉薬の表情を見ていただけると嬉しいです。


 

éphēlis(エフェリス)は、香港で制作活動を行う陶芸家のクウィーニー・チャン(Queenie Chan)が2018年にスタジオを構えて立ち上げました。


ロンドンでファッションを学び、パリのクリスチャンディオールでもデザイナーとして活躍していた彼女。


多才な彼女がファッションからセラミックアーティストの道を選んだそのきっかけ、そして「éphēlis」というブランド名に込めた想いを聞いてみました。

 

interview

ーファッション業界から転身し、「ephelis」をはじめたきっかけは?

陶器を手で触った感じが昔からとても好きで、実はロンドンでファッションを学ぶ前から陶芸の勉強を始めていたの。香港は何事も早いスピードで進んでいく街。そんな香港に戻ったときに、少しペースを落として穏やかに過ごす時間が私にとって必要だと思って。。。


éphēlisとはギリシャ語で「そばかす」という意味で、私自身の顔にはたくさんのそばかすがあるの。


アジア人の私の周りの人達は、そばかすを美しくないものとして認識していたけど、ヨーロッパで出会った私の友人達はとてもチャーミングで愛おしいと言ってくれて。だから私にとって「そばかす」は本当の美しさってなんだろう?と考えさせるきっかけになったもの。


私にとって「世間一般で美しいとされていることへの疑問」の象徴的なものがéphēlis(そばかす)です。


どのコレクションも、欠点と思っている点も美しく、それを受け入れることを表してる。このアイデアはファッション業界で働いている頃に強く思うようになって。ファッションの業界では、何か女性を見る際に「これは美しい、美しくない」という目に見えない基準のようなものがあるような気がして違和感があったの。


私にとってシンプルな形、少し不恰好なフォルムが本来の美を表現できるような気がして、そのメッセージを伝えられるのはファッションではなく、土であり、陶器だった。でも今でもファッションは大好きだけどね、ハハハ。


ーアルファベットマグはephelisの象徴的な作品のように思いますが、どのような思いで制作されましたか?

多くの人に「アルファベットマグはéphēlisのアイコンだね」と言われます。

アルファベットマグは、私はholding mugと呼んでいるけれど、このカップを両手で包み込みながら一息ついて、心を休めて深呼吸する時間を大切にしてほしいという願いが込められているの。

カップには”おへそ”みたいに凹んでいる部分があるでしょ?それはカップを両手で包み込む動作がしやすいようにつけてあるの。そんな日常のちょっとした仕草を大切にしてほしい。 アルファベットのマグは当初とても親しい友達や家族のために作っていたのよ。普通のマグではつまらないし、特別で個人的な感じがしないでしょ。だから最初は友達のイニシャルを抽象的なデザインにして取ってにつけていたの。 例えばKarenとKateってどちらもイニシャルはKだけど、2人のパーソナリティは違うから、私にそれぞれ別の印象を与えるKなんだよね。だからその時は違うふうに作ったりしていた。


ー私たちも大好きなOyster。ユニークな名前ですね? éphēlisのアイコンだとよく言われるアルファベットマグより、実はOysterの方が私にとって思い出深い想いがつまった深い意味を持つ作品なの。

私のおじいちゃんが地元で売っている牡蠣の殻を開けるのがとにかく上手で…。私はいつも夏になるとその牡蠣を売っているビーチに行って、フレッシュな牡蠣を手に入れてはおじいちゃんのところに持っていって、料理してもらってたの。そんな思い出からoysterという作品は産まれてるんだよ。


ー別注のオリジナルアイテムはどういう思いで制作されましたか?

今回の別注ジャグはHolding Mugのコンセプトを採用しています。

よく見てもらうと、これらにも「おへそ」がある。これも「水を注ぐ」という動作を大切にして欲しくてつけているものなの。片手はジャグのハンドルに添えて、もう一つの手はピッチャーの本体を包み込むように「おへそ」に親指を乗せてもらうイメージ。

ーパッケージもとっても素敵で心踊ります!こだわりのパッケージについて聞かせてください。

私自身、買い物した時素敵だなと思ったショッピングバッグは取ってあるし、そのショッピングバッグが気分を高揚させてくれてる!

私の作品に巡り合って購入すると言う行為そのものが貴重な体験だし、作品だけじゃなくてパッケージも含めてお客様に伝えていると思っているから。パッケージが素敵だと、まるで贈り物を開けるみたいでワクワクするじゃない?

なので、パッケージは触ると心が動くような仕掛けをいくつかしています。ワックスのスタンプだったり、作品を包む布だったり、手書きのカードだったり。

今ほとんどのお客様が海外の方で、おそらく私と話したり会うことは無いでしょ?だから作品のコンセプトやメッセージがより際立つようにパッケージを素晴らしくしたいの。全ては同じように見えても、一つ一つに個性があってそれは全て美しい。そんなことを感じてもらえたら嬉しい。 また、パッケージに関しては再生可能な素材でゴミを減らせるように作ってるよ。

ー日本の皆さんに、ぜひ一言お願いします!

例えコンプレックスがあったとしても、自分自身を丸ごと認めて愛してあげてください。自分という存在が今ここにあるという素晴らしさを知ってください。これが「本当の美しさ」を発見する方法です。

 

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