top of page

木工作家「市川岳人」個展


This___は6月でOPEN6周年を迎えました。


OPEN当初からご紹介させて頂いている、愛知県の木工作家 市川岳人さんの作品展を、この6周年の記念すべき月に開催させて頂きます!



会期 : 6月23日(金)〜7月1日(土) 

※作家在展予定:23日(金)

12:30-18:00

【水、日曜日はお休み】

*オンラインショップ掲載:7月9日(日)20:00〜(※一部商品7月16日(日)までの掲載)




長くご紹介している市川さんの作品は、どんどんと進化し変化しています。


そして私たちも同じく6年の月日と共に変化してきました。


今のThis___のこの空間で、市川さんの作品がどんな表情で並ぶか、私たちもとても楽しみにしています!





市川さんの作品の魅力はなんといっても木の特徴を生かし、重厚に削り出されたフォルムではないでしょうか。


燭台やリングホルダーなど、チェスの駒のように繊細に削られたシルエットはお部屋に飾るだけでその空間をキリッと整えるような作品です。


お店でもディスプレイで使っている燭台は、ご来店いただく多くのお客様が目に留めて眺めていかれます。


ナラ、ウォールナット、黒壇から屋久杉、黒柿などの希少な木まで、市川さんが使用される木材は多岐に渡ります。


市川さん自身も削ってみないとその木目はわからないとおっしゃっており、その時出会う木目や色と真摯に向き合い、制作をされています。





市川さんの工房は、美しい自然に隣接した場所で、時折動物たちにも遭遇するそうです。


自然を日々目にしながら、天然の木の色や欠けを大胆に生かした作品は市川さんらしい作品で、自然の荒々しさとそれをそのまま表現しつつ繊細に削ってある作りが、一つの作品に二極の魅力が表現された、思わず目を奪われるものとなっています。


色々な環境によってできた木目。それは理由がネガティブな事もあるけれど、手にとっていただいた際に木目を見て

その木の歴史を感じてより大切に思っていただけたら嬉しいです。と以前投稿に書かれていらっしゃいました。


まさしく木の木目が語るストーリーを想像しては楽しめる作品ばかりだと思います。


※上記お写真は昨年の作品も含まれます。



【ご来店について】

ご来店に際しましてご予約は必要ありません。


混雑する場合は入場制限をさせていただく可能性もございます。予めご了承ください。


私たちもまだどんな作品が届くのか分からないのでとても楽しみです!


今回お久しぶりのご紹介となりますので、みなさまどうぞ一期一会を楽しんで、期間中ご都合よき時にいらして頂けたらと思います。


また、一部は期間終了後にonline shopにも掲載予定です。(掲載できない可能性もございます)



 

木工作家:市川 岳人


ー木工作家になるまで仏具も作られていた市川さん。今の作品のスタイル、作家として活動するまでのお話を伺えますか?


専門学校の家具デザイン科を卒業後、個人でやっている木工所で1年半ほど修行していました。この当時は毎日県隣まで朝早くから遅くまで通う過酷な日々でしたね。


その後仏具屋で5年ほど働いたり、他の木工所で働く機会もありましたが、工房で働くことにしがらみがあり、一人で作品を作り始めることにしました。


もともと働きながら、週末に制作した作品をInstagramに掲載していたこともあり、それを見ていただける方もいて、作品を掲載していく中で、お店に作品を置かせていただけたり、展示のお話しをいただいたり、一人での活動をはじめてからは、比較的順調に作家としての活動が進んでいきました。


今の作品のような旋盤で木を削る作り方は、ほぼ独学で覚えたんです。


自分でどんな形に削れるのかを何度も試しながら作業するのは面白く、今の作品のスタイルに繋がっていきました。



ーコロナ禍もひとまず落ち着き、たくさんの人が行き交うようになりました。市川さんも何か心境の変化、生活の変化はありましたか?


ようやく気兼ねなく外出できるようになって変化というより以前のように戻ったなという感じです。



ー近年発表されている「杢星」の作品はどういったコンセプトで産まれたのでしょうか。


杢星に限らずですが特に最近の作品は良い表情の材木を探すところからはじまっていて、この木で球体をつくったらおもしろいんじゃないかとか、この形にしたら良い木目を残せるんじゃないかといった考えで制作しています。


また出来上がった球体が惑星に見えたので杢の星ということで杢星という名前にしました。



ー使用されている木材がナラ、ウォールナット、チークやパープルハート、屋久杉など多岐に渡りますが、どのように木材を選んでいるのでしょうか。


基本的には良い表情(例えば特徴的な木目や色)のものを選んでいます。



ー市川さんの撮る写真が本当に美しいです。作品を撮影するときなど、何か意識することはありますか?


光がきれいなときに撮るようにしています、あとは出来上がった作品の中で個人的に良いなと思う箇所を見えるように撮ってますね。



ー今回This_の為に作って頂いた作品についてや、This_のお客様へメッセージをお願いします!


自分のつくっているもので木の魅力が少しでも伝えれていたら嬉しいです。

在廊中、気になることがありましたらお気軽にお声がけください!

 

市川 岳人 / Takehito Ichikawa

木工作家


1977年愛知県名古屋市生まれ

家具製作、仏壇製作等を経て

暮らしに関わるものづくりをはじめる。


生まれ育った日本という国への愛情、

異国の地の文化や自然への憧れ、

長い年月を重ねた味わい深いものへの敬意、

はじめて見るような新しいものへの好奇心、


今まで見て、聴いて、触れて、感じてきた全ての経験が

私のものづくりの素となっています。


その経験をいかし、

みなさまの日々の暮らしが少しでも心地よくなるような

ものたちをつくっていけたらと思います。

 

This___ではメールマガジンにて最新の情報をお届けしています。

こちらよりご登録をお願い致します。


世田谷・松陰神社前駅


This___

世田谷区世田谷4-2-15 1F

4-2-15 Setagaya Setagaya-ku Tokyo

phone 03-6379-4620


NEW
ARCHIVE
TAG
bottom of page