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陶芸家 山田由起子

常設として入荷いたしました。

6月10日(木)からThis___ 店頭にてご覧いただけます。

12:30-18:00(水・日曜日定休日)


出会って数年ほど経つ彼女の作品を、This___4周年というお祝いのようなこのタイミングで、ようやく迎えることができました。


常に進化していく作風は目にする度にハッとした刺激をもらいます。

今回の作品でも白と黒のパキッとしたコントラストが美しく表現され、静かな空間の中に相反するもの、正反対のものが同居する姿が見事に表現されています。



日常に感じる、さまざまに相反する光と影…それは彼女だけでなく、私たちにも身近な物として混在しています。

今回の作品では、そんなコントラストを生活のアイテムとして落とし込み、暮らしに寄り添い、日常に使うことができる花器やマグ、プレートを中心にお披露目となります。


黒い部分は、黒をベースに数種類の化粧土(液体の土)を塗りつけて焼き付けています。山田さん自身、白と黒はとても興味のある色だそうですが、一つの作品のうえで同時に表現するのに、なかなかしっくりくる色が出せなかったそう。そういった意味で今回の作品は山田さんご自身でもとても気に入っているとおっしゃります。


山田さんの作陶のテーマの一つとして、光と影があります。

「結局最後は、光が色をかけ分ける。刻々とかわる光と戯れるかたち。主に曲線やエッジで生まれるグラデーションに惹かれますが、一つの個体に、光をまとう白と吸い込む黒が共存するものを見たくなりました。その個体の上でどんなふうに光が遊ぶのか。」

製作してとてもおもしろかったと山田さんはおっしゃいます。



今回届いた作品を見つめながら、来年またThis___にて予定している個展は、より進化し、変化を続ける彼女の作品が見られるのではと、今からワクワクする思いも。

関東ではなかなか見ていただける機会が少ないので、ぜひこの機会に手にとってご覧くださいませ。




山田さんより


白と黒 光と影 反射と吸収 空間にはいつも 正反対のものが同居していて はっきりわかれたり 混じり合ったりしてる 人の作為と 自然の掛けわけ 作品の上で どんなふうに光が遊び 色を重ねてくるのか 自然光の中に置く瞬間 いつもどきどきする どうかな 作為はいったん忘れて 観察する そこ居心地いいでしょ そんなんもいいね とか なにそれ どういうことなん もいっぱい 光と影との戯れは 陶芸だけじゃなくて なんていうか ものの理(ことわり)みたいのを 教えてくれる気がします

 

◼山田由起子/Yukico Yamada

現在京都市内で制作。

音、光、風、湿気、匂い、感触など目に見えないもの、主に日常にある自然からインスピレーションを得てかたちにしています。 その瞬間に在るもの、そこには不思議がつまっていて、そのなぜなぜ?からささやかな作文が生まれ、作品の形やテクスチャをより明確にしていきます。 かたちを想像して作るという、ある意味人間しか持たない行為、生み出すかたちで、他の自然と戯れることが、私の制作をはじめ思考の源であり夢でもあります。 うつわは、光をまとったり、水を吸ったり、草花や食材の面白さを改めて見せてくれたり、常に人間の直ぐ側で自然の不思議を伝えてくれます。 そのそれぞれの日常に在る、美しく不思議なわくわくの断片と、作品を通し少しでも共演させてもらえれば本望です。

 

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